ITエンジニアの募集が増えている中で、未経験から転職を考える方もいるかもしれません。しかし、ITエンジニアに転職した際のメリットや未経験だと感じるつらさがないか気になるところかもしれません。
この記事では、未経験からITエンジニアに転職する際のメリットや、未経験者が感じるつらさを改善するためのアドバイスを紹介します。
はじめに
ITエンジニアとは
ITエンジニアとは、コンピューターや情報システムを設計・開発・運用する専門家です。現代社会において、情報技術がますます重要視される中、ITエンジニアは欠かせない存在となっています。ITエンジニアについて詳しく投稿している別の記事がありますので、そちらも参考にしてください。
ITエンジニアは、現代社会において欠かせない存在です。彼らは、コンピュータやネットワークを駆使し、ビジネスや社会インフラの最適化や改善に貢献しています。本記事では、ITエンジニアの役割や必要なスキルなどについて簡単にご紹介します。 ITエ[…]
ITエンジニアに転職するメリット
未経験からITエンジニアに転職するメリットは、下記の通りです。
- 将来性・需要がある
- 未経験でもチャンスがある
- 自由な働き方が可能
- スキルアップ・キャリアアップしやすい
将来性・需要がある
現代社会において、情報システムは欠かせない存在となり、経済産業省によるDX（デジタルトランスフォーメーション）の推進など、ITの影響力はますます拡大しています。
経済産業省が2019年4月に実施した「IT人材需給に関する調査」によると、IT人材の不足は今後も拡大していくと予測されています。
つまり、IT業界は将来性が高く今後も発展を続け、人材への需要は一層高まる可能性が高いと言えます。
未経験でもチャンスがある
先述のように、IT人材は今後も不足が続く見込みであり、売り手市場が続く可能性があります。ITエンジニアは、学歴や男女といった条件に関係なく、スキルや知識があればチャンスがあります。年齢については、若い人材が望まれる傾向があるものの、30代からでも努力次第でチャレンジできます。
また、ITエンジニアとしてのキャリアアップにおいて、実務経験のある経験者の採用が優遇される傾向があります。転職後に別の企業でのキャリアアップを考える際にも、同じIT業界へ転職するのであれば有利になる可能性があります。
自由な働き方が可能
企業のスタイルや業務によっては、ITエンジニアが在宅での作業や時間差での出勤が可能な場合があります。
成果物報酬の開発が多いため、作業ができる環境が整っていれば場所や時間に関係なく仕事ができます。また、服装自由の企業もあります。
さらに、IT企業はテレワーク（リモートワーク）の導入率が高い傾向にあります。パーソル総合研究所が実施した「第四回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する緊急調査」に基づく総務省のグラフによると、情報通信業のテレワーク実施率は他の職種に比べて最も高いことがわかります。
引用元：総務省「テレワーク実施状況」 閲覧日：2023/4/20
スキルアップ・キャリアアップしやすい
ITエンジニアは年齢や経験に関係なく、成長し続けることができる仕事です。さまざまな案件があるため、経験を積みやすい環境が整っています。
さらに、資格取得などにより独学でスキルアップができるだけでなく、現場でのプロジェクトの貢献度に応じて評価され、キャリアアップにつながることもあります。
また、個人のスキルによって収入を伸ばすことができる職業なので、将来的に起業やフリーランスを考えている人にもおすすめです。
未経験者が転職した際のつらいポイント
未経験でITエンジニアに転職した際につらく感じる主なポイントは下記の通りです。
- 専門用語が多い
- 継続的な自主学習が必要
- 時間外労働が多い
- 女性エンジニアが少ない
専門用語が多い
ITエンジニアは現場で専門用語を多く使います。未経験の場合、IT用語に加えて業界用語（システム化対象となる業界・業種）も覚えなければいけないため、最初は難しく感じる可能性があります。
改善策
用語を覚えるために自主学習を行ったり、現場での業務経験を重ねたりすることで、徐々に覚えられるようになります。このように乗り越えることができれば、苦労が軽減されるでしょう。
メディアファイブでは、社内勉強会を定期的に開催しており、特定の社員が講師を務め、テーマに関心を持つ社員が生徒として参加する会合を行い、社員間での学び合いの場を設けています。勉強会では、講師から生徒への一方通行の伝達ではなく、双方向での知識のインプット・アウトプットを行い、参加者による学習を促進しています。
継続的な自主学習が必要
IT分野は成長し続けており、新しい知識や技術が常に更新されています。そのため、未経験であろうとベテランであろうと継続的に勉強する必要があります。
自主学習する時間を確保できない場合や、プライベートでの学習に苦手意識がある場合は、ITエンジニアに転職してからつらさを感じるかもしれません。
改善策
反対に、新しいものが好きで勉強することが苦ではない人であれば、このポイントがメリットに転じるでしょう。
メディアファイブでは、社員のスキルアップを支援するため、人事制度の一環として資格取得を推奨しています。推奨資格を取得した社員には、日々の勤務ポイントに加えて、資格ポイントが付与されます。これにより、社員はモチベーションを高めつつ、スキルアップを目指すことができます。
時間外労働が多い
成果物報酬の多いシステム開発では、案件によっては納期が厳守されなければならず、残業時間が長くなる場合や思わぬトラブルによる休日出勤が必要になることがあります。
時間的な余裕がなく、納期やトラブルに対応しなければならないため、プレッシャーにより未経験者でも精神的につらく感じることがあるかもしれません。
改善策
ストレスを感じすぎないよう、ストレス発散の方法を見つけることが改善策になります。
こういった状況をできるだけ防止するよう工夫している企業もありますので、会社選びの際には確認することが効果的です。
メディアファイブは36協定よりも厳しい独自の残業規制を運用しています。社員のプライベート時間を確保することで、精神衛生上の余裕を生むことが何よりもの目的になっています。
女性エンジニアが少ない
現在、ITエンジニアのほとんどは男性で占められています。そのため、女性エンジニアが孤独を感じる可能性があります。また、男性社員に対して遠慮してしまったり、女性特有の悩みが言いづらく、休暇が取りにくいと感じることもあるかもしれません。
改善策
これは、個人での改善が難しいですが、近年は女性エンジニアが増加しているため、徐々に緩和されていく可能性があります。
当社メディアファイブでは、女性エンジニアとして活躍されている社員が多く、新卒採用でも多数の女性社員が入社しています。過去3年間（2019～2021年度）に採用された方々の内訳は、男性が24.4%、女性が75.6%となっています。
まとめ
未経験者がITエンジニアに転職するメリットと、つらさを感じるポイントについて紹介しました。
ITエンジニアに転職するメリット
- 将来性・需要がある
- 未経験でもチャンスがある
- 自由な働き方ができる
- スキルアップ・キャリアアップしやすい
などが挙げられます。
未経験者が就職した際のつらいポイント
- 専門用語が多い
- 継続的な自主学習が必要である
- 時間外労働が多い
- 女性エンジニアが少ないこと
などが挙げられます。
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- 社内勉強会の開催
- 独自の残業規制の運用
- 積極的な女性の採用
などに取り組んでいます。未経験からITエンジニアになる方法について詳しく投稿している別の記事がありますので、そちらも参考にしてください。
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