pingコマンド
pingコマンドは、ネットワークの疎通確認に利用するコマンドです。
他のサイトは見られるから、ネットには繋がっています…。
ネットワークに繋がっていてかつIPアドレスを持っている機器であれば、インターネット上のサイトでも家庭や会社の内部LANでもpingで疎通確認できます。
pingコマンドで、特定のサイトのネットワークの疎通確認をしてみましょう。今回は大手検索エンジンの「Yahoo! JAPAN」を例に実行していきます。
- コマンドプロンプトを起動
- pingコマンドを実行
- 実行結果を確認
ネットワークの疎通ができている場合は、pingが「通る」ネットワークの疎通ができないまたは、pingに応答しない場合は、pingが「通らない」と言います。
コマンドプロンプトを起動
コマンドプロンプトの起動方法については、別の記事にて紹介しております。
「システムエンジニア」と聞くと、コードを打ち込むプログラミングだけをやっている印象を持たれる方も多いと思いますが、実際はツールを使ってパソコンを操作することも少なくありません。 今回紹介する「コマンドプロンプト」もそのツールの一つです[…]
pingコマンドを実行
コマンドプロンプトに下記を入力し、エンターキーを押下します。
ping yahoo.co.jp
実行結果を確認
実行結果にて、ドメインの存在の有無とIPアドレスから応答があるかどうかが確認できます。
ドメインとは、インターネット上の住所のようなものでWebサイトがどこにあるかを判別する情報です。
企業のホームページや個人のブログを立ち上げる際には必ずドメインが必要になり、英数字記号の文字列で表現されます。例えば、当サイトのドメインは「tech-dream.school」です。
ドメインが存在する場合
ping先のIPアドレスから応答がある場合
pingが通っています。つまり、ネットワークの疎通がとれている状態です。
ping先のIPアドレスから応答がない場合
pingが通っていません。つまり、ネットワークの疎通がとれていない状態です。
この場合「要求がタイムアウトしました」の表示が永遠に続くので、ショートカットキー(「Ctrl」キー+C)で処理を中断します。
ドメインが存在しない場合
以下の結果が表示された場合、入力内容が間違っていることがあります。
ping 要求ではホスト <対象サイトのドメイン・IPアドレス> が見つかりませんでした。ホスト名を確認してもう一度実行してください。
まとめ
ご紹介したpingコマンドは筆者もエンジニア業務で数え切れないほど使いました。
コマンドプロンプトの機能は、この他にもたくさんあるので、この記事で興味を持った方はぜひ学んでみてください!