【初心者向け】ITとは?構成要素・関連用語について簡単解説!

ITとは

ITとは「Information Technology」の略語で、コンピュータやネットワークに関わる情報技術の総称です。具体的には、情報の取得、処理、保存、伝達などの技術があります。ITの技術はビジネス、教育、医療など幅広い分野で活躍しています。

ITの利点

ITを活用することには、以下のような利点があります。

生産性の向上

IT技術を活用することで、手動で行っていた業務を自動化することで時間と労力の節約ができます。また、データベースなどの利用により、情報の整理や検索といったデータ管理が容易になり、生産性の向上が期待されます。

コスト削減

例えば、今まで紙で行ってきた業務をペーパーレス化すると、紙や印刷などのコストに加え、書類管理を行っていた人を減らすといった人件費のコストを削減することができます。

コミュニケーションの円滑化

メールやチャットツールを使うことにより、リアルタイムで情報管理・共有などのコミュニケーションを取ることが可能になります。離れた場所であってもスムーズなやり取りができるため、企業においては、異なる拠点にいても会議を行えるといった柔軟な働き方ができるようになります。

データ分析

人では扱いきれないような多種多様な大量のデータを収集・分析し、顧客のニーズを把握、商品開発に活かすことができます。また、膨大なデータに基づいた意思決定が可能になるため、経営やマーケティング戦略におけるリスクを軽減することができます。

ITの構成要素

ITは、大きくハードウェアとソフトウェアの2つから成っています。

ハードウェア

ハードウェアはパソコン、タブレット、スマホなどの物理的な機器です。周辺機器であるディスプレイ、スピーカー、マウスなどもハードウェアの1つです。物理的な劣化があり、使用頻度や稼働時間によって劣化スピードが変わるため、定期的なメンテナンスが必要です。

ソフトウェア

ソフトウェアは、ハードウェアを動かすための様々なプログラムです。目に見えない非物理的なもので、OS(オペレーティングシステム)やアプリケーションなどがあります。ソフトウェアは更新や修正が柔軟に行え、ユーザのニーズに応じて機能を追加したり、改善したりすることができます。

IT関連用語

ITを学ぶ上で、頻出する関連用語をいくつかまとめました。

ITリテラシー

ITリテラシーは、情報技術を効果的に利用するための知識とスキルのことを指します。ITリテラシーには、以下の3つがあります。

メディアリテラシー

情報基礎リテラシーとも呼びます。得られた情報に信頼性や正確性があるかを判断し、活用する能力です。フェイクニュースや不確かな情報も多く存在するインターネット上の情報を鵜吞みにせず、正しい情報か見極めるスキルのことを指します。

コンピュータリテラシー

コンピュータを正しく操作できる能力です。コンピュータの基本的な操作やソフトウェアを利用するスキルのことを指します。

ネットリテラシー

インターネット上で正しい振る舞いができる能力です。インターネットを利用する際には自他共にプライバシーの保護に努めたり、不適切な発言を発信したりしないようにすることを指します。

ITガバナンス

ITガバナンスは、組織体の価値や信頼を向上させるためにITシステムを戦略的に活用し、その効果を最大化するための取り組みです。具体的には、ITに関連するリスク管理、ITによる成果を最適化するといった取り組みがあります。

ビッグデータ

従来のデータ処理技術では扱えないほどの大規模かつ多様なデータ群のことをビッグデータと呼びます。ビッグデータは、データの量(Volume)、データの種類(Variety)、データの発生頻度(Velocity)の3つのVから成っている。しかし、近年では3Vでも十分ではないとされ、ビッグデータの特徴は、データの真実性(Veracity)、データの価値(Value)も含めた5Vへと拡大しています。

クラウドコンピューティング

クラウドコンピューティングは、インターネット環境(クラウド環境)を介して提供されるコンピュータサービスのことです。ネットワークを構築するためのハードウェアやサーバを用意する必要がなく、必要なサービス料を支払うことでそれらを利用できる強みがあります。

ICT

「Information and Communication Technology」の略語で、日本語に訳すと「情報通信技術」を意味します。情報技術(IT)と通信技術を統合した概念であり、インターネットや通信ネットワークを通じて情報をやり取りすることに重点を置いています。主に電話やモバイルネットワークなどの通信技術、LANやWANなどのネットワークインフラがあります。

IoT

「Internet of Thing」の略語で、「モノのインターネット」を意味します。家電のような「モノ」自体にインターネットを繋げ、今までになかったサービスを提供することができるようになります。例えば、冷蔵庫にタッチパネルが付いており、献立の提案をしてくれる機能を持つなどがあります。

DX

「Digital Transformation」の略語で、「DT」ではない理由は、英語圏では「Trans」を「X」と略す慣習があるためだとされています。DXとは「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、商品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位を確立すること」(2022.経済産業省)です。
DX化の例として、行政手続きのデジタル化や無人決済などがあります。

AI

AIは「Artificial Intelligence」の略語で、「人工知能」を意味します。人間の知能を模倣し、学習、推測、問題解決を行う技術です。学習タイプには、大量のデータからパターンを学ぶ「機械学習」、機械学習で必要であった「特徴量」(学習や予測に必要な情報)をコンピュータ自身が探して学習を行う「ディープラーニング(深層学習)」があります。
AIは近年さまざまなものに活用されており、自動車の自動運転技術や音声認識、医療業界での診断などができるようになっています。

まとめ

今回は、ITとは何か、またITの関連用語について解説しました。
今日において、ITを活用しない日はほぼないと言っても過言ではありませんし、これからも活用範囲が拡大すると思われます。
ITに関する知識を身に着けて、正しく活用しましょう!

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