この記事では、テックドリームの講師がプログラミングについて、未経験の方にも分かりやすくご紹介いたします!
今回も引き続き、Javaにおいての「ループ」について具体例を踏まえながら解説します。
ループとは
ループとは、指定された回数分や特定の条件を満たしている間、処理を繰り返し実行し続けることです。
Javaではループを実現する構文として、以下が用意されています。
- for文
- 拡張for文
- while文
- do while文
この記事ではwhile文・do while文を解説します。
for文・拡張for文は別の記事で解説しています。
while文
While文は条件を満たす間ループを繰り返す際に使用します。
while文の書き方
while (条件式) {
//繰り返す処理
}
int number = 1;
//numberの値が100より小さい間ループ
while (number < 100) {
System.out.println(number);
number *= 2;
}
上記のプログラムの4行目以降、ループ部分の処理の流れは以下の通りになります。
- 条件式を評価(numberが100より小さいか評価される)。
評価結果がTRUE 2へ 評価結果がFALSE 4へ - ブロック内の処理を実行(numberの値を表示、numberに2を掛けた値を代入する)。
- 1へ戻る。
- ループ終了。
実行結果
1
2
4
8
16
32
64
do while文
do while文は、while文と同じく、条件を満たす間ループを繰り返す際に使用しますが、先にブロック内の処理を行ってから条件式を評価します。
do while文の書き方
do {
//繰り返す処理
} while (条件式);
int number = 100;
do {
System.out.println(number);
number *= 2;
//numberの値が100より小さい間ループ
} while (number < 100);
上記のプログラムの3行目以降、ループ部分の処理の流れは以下の通りになります。
- ブロック内の処理を実行(numberの値を表示、numberに2を掛けた値を代入する)。
- 条件式を評価(numberが100より小さいか評価される)。
評価結果がTRUE 3へ 評価結果がFALSE 4へ - 1へ戻る。
- ループ終了。
実行結果
100
while文とdo while文の違い
前述の通り、条件式の評価がブロック内の処理より前に行われるか、後に行われるかという違いがあります。
条件に関わらず必ず一度は実行させたい処理がある場合は、do while文を利用しましょう。
まとめ
今回はJavaのwhile文、do while文の書き方をご紹介しました。
次回は無限ループや繰り返し文の制御(break・continue)についてご紹介します。
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