本記事では、プログラミング初心者向けに向けて「ドライバとは何か」について、分かりやすく解説いたします!
なお、本記事を執筆したのは、プログラミングスクール「アキバ・テックドリーム・アカデミー」(以下、テクドリ)の運営企業であるメディアファイブ株式会社(以下、メディアファイブ)に所属している現役のITエンジニア職の社員です。
ドライバとは
ドライバとは、デバイスドライバの略で、コンピュータの周辺機器であるマウスやプリンターといったデバイスを制御するためのソフトウェアのことです。
ドライバはOSの一部として組み込まれており、ソフトウェアはドライバを仲介役としてデバイスにアクセスしています。
コンピュータとデバイスの連携を円滑にするためにも、ドライバは重要な存在といえます。
ドライバの種類
ドライバの種類として、下記が挙げられます。
プリンタードライバ
プリンタードライバとは、プリンターを制御するためのドライバです。
プリンタードライバによって、コンピュータからのプリンター操作が可能となります。
ネットワークドライバ
ネットワークドライバとは、ネットワークアダプタやルーターといったネットワークデバイスを制御するためのドライバです。
ネットワークドライバによって、コンピュータからのインターネット接続が可能となります。
サウンドドライバ
サウンドドライバとは、スピーカーやイヤホンといったオーディオデバイスを制御するためのドライバです。
サウンドドライバによって、オーディオデバイスを通じた音声の入出力が可能となります。
ドライバのメリット・デメリット
ソフトウェア開発における、ドライバのメリット・デメリットについて紹介します。
ドライバのメリット
ドライバのメリットとして、下記が挙げられます。
コードの再利用性
ドライバは、OSやデバイスごとの仕様にあわせて実装されています。
アプリケーションの開発にあたり、同じOSやデバイスを使用するアプリケーションがある場合は、同じドライバを利用することができるため、コードの再利用が可能です。
開発の効率化
ドライバを用いることで、あらゆるデバイスに対応するための詳細な操作知識を必要としなくなるため、アプリケーション開発における負担を軽減し、より効果的に開発を行うことができます。
ドライバのデメリット
ドライバのデメリットとして、下記が挙げられます。
メンテナンスコストの増加
OSやデバイスに変更があった場合、ドライバを更新する必要があります。
また、ドライバを古いバージョンのままにしておくと、不具合発生やパフォーマンス低下の原因になりかねません。
そのため、定期的に最新化する必要があり、メンテナンスの手間やコストがかかってしまいます。
セキュリティリスクの高まり
OSやデバイスとの関わりが深いドライバは、不正アクセスのようなサイバー攻撃の対象となるかもしれません。
また、ドライバのアップデートを怠った場合、セキュリティパッチが古くなり、セキュリティリスクが高まる可能性があるため、ドライバは最新の状態を保つことが必要です。
まとめ

ドライバとは、デバイスドライバの略で、コンピュータの周辺機器であるマウスやプリンターといったデバイスを制御するためのソフトウェアのことです。
ドライバの種類としては、プリンタードライバ、ネットワークドライバ、サウンドドライバなどがあります。
ソフトウェア開発におけるドライバのメリットとしては、コードの再利用性や開発の効率化が挙げられます。
一方、デメリットとしては、メンテナンスコストの増加やセキュリティリスクの高まりが挙げられます。
ドライバの役割や注意点を理解し、システムの効率的な運用に役立てましょう。
無料のプログラミングスクール「テクドリ」の卒業生のインタビュー動画を、インスタグラムほか公式SNSにて公開中!