テクドリの卒業生インタビューについて
本記事は、無料プログラミングスクール「アキバ・テックドリーム・アカデミー」(以下、テクドリ)の卒業生に対して、テクドリの講師がインタビュー取材したものです。
前職の思い出や転職しようと考えたきっかけ、テクドリに入校して学んだこと、ITエンジニアとして就職して思うことなどを丁寧に聞き出しています。
まったくのIT未経験からプログラミングを学び、プログラマーとしてITエンジニアへの転職に成功した経験を、貴重な生の声で語っていただいています。
今回のインタビュー対象者
今回、インタビュー取材にお答えいただいたのは、取材時点でITエンジニアとして活躍後、営業職の本部長として活躍しているOさん。
Oさんは、他業界の営業職を辞めた後、未経験でテクドリに入校し、ゼロからプログラミングを学び、現在はテクドリの運営企業であるメディアファイブ株式会社(以下、メディアファイブ)の正社員として働いています。
入校前について
テクドリ講師
本日はITエンジニアとしてご活躍されている方に、前職の経験から現在に至るまでのお話を伺います。まずは前職についてお聞かせください。
テクドリ卒業生
前職は夜職の送迎ドライバーをしていて、その後にSEO対策の営業職を少し経験しました。
ドライバー職時代
テクドリ講師
ドライバーの仕事を始めたきっかけは何だったのでしょうか?
テクドリ卒業生
当時付き合っていた方が飲み屋でアルバイトをしていて、お金を貸していたんですが、なかなか返ってこなくて。
それで連絡を取ったら、店長さんが出てきて、お金を返してもらえたんです。その際に「送迎ドライバー募集しているけどどう?」と誘われて、いろんな世界を知るのも大事かなと思って始めました。
営業職時代
テクドリ講師
営業職では具体的にどのような業務を行っていたのですか?
テクドリ卒業生
SEO対策の商材を売る営業をしていました。でも、正直かなりしんどかったですね。
勤務時間が長くて、朝8時から夜10時までが基本の勤務時間でしたが、実際は朝7時から夜11時まで働く日も多く、労働時間は14〜16時間くらいでした。通勤時間も含めると、ほぼ1日中仕事漬けの生活でした。
テクドリ講師
それはかなりハードですね…。他にも大変だった点はありますか?
テクドリ卒業生
売上や実績を求められるプレッシャーが強かったですね。達成できないとパワハラのようなこともありました。当時は気づかなかったんですが、今思うとあれはハラスメントだったなと感じます。
テクドリ卒業生
管理部門にはきれいな女性が多くて、ある日課長に一番かわいいと思う女性の名前を叫ぶよう言われたことがありました。その時は「これが普通なのか?」と思ってしまいましたが、今考えると異常でした。
転職のきっかけ
テクドリ卒業生
同い年の友人たちが大学を卒業して、安定した職についていくのを見て、「自分はこのままでいいのか?」と不安になったんです。自分の強みを身につけたい、手に職をつけたいと思うようになりました。
テクドリ講師
その後、エンジニアを目指すようになったんですね。どういったきっかけでスクールに通うことになったのでしょうか?
テクドリ卒業生
もともとパソコンは好きで、エンジニアという職業に興味はありました。ただ学歴もなく、実務経験もないので、入り口がなくて。そんな時にテクドリを見つけて、応募してみました。
テクドリについて
テクドリ講師
スクールで勉強している間、どんな気持ちでしたか?楽しかったとか、大変だったとか、両方の面があるかと思うんですが。
テクドリ卒業生
両方ありましたが、楽しい方が大きかったですね。スクール生同士で飲みに行ったり、楽しく過ごさせてもらいました。勉強に関しては、最初はプログラミング自体が楽しかったです。未知の部分ではあったんですが、私は算数が元々好きだったので、それに近い感じがして楽しくやれました。
テクドリ講師
スクールに通っていた期間で、大変だったことは何かありますか?勉強面や生活面の金銭的な部分とか。
テクドリ卒業生
そうですね、金銭面はかなり厳しかったです。スクールが終わった後、アルバイトをしたり、親から支援を受けたりして、何とかやりくりしていました。
テクドリ講師
スクールを卒業して、正社員になった時の気持ちはどうでしたか?
テクドリ卒業生
いや、もう本当に嬉しかったですね。達成感がありましたし、「これから本当のスタートだ」と感じました。自分をもっと成長させていこうという気持ちが強かったですね。
ITエンジニアについて
テクドリ講師
実際にエンジニアとして働く中で、前職と比べて辛いことやポジティブなことはありましたか?
テクドリ卒業生
エンジニアとして働き始めてからはすごくポジティブでした。初めてのことばかりでしたが、新鮮で楽しかったですね。
テクドリ講師
それでは、エンジニアになったことで、以前の自分と比べてどんな変化がありましたか?
テクドリ卒業生
心に余裕ができたことですね。学歴がなかったので将来に対する不安が大きかったんですが、今ではその不安がすごく軽減されました。
テクドリ講師
生活面や金銭面ではどうでしたか?前の仕事では長時間労働がありましたよね。
テクドリ卒業生
そうですね。エンジニアになってからは、ほとんど残業がないので、自分の時間を作れるようになりました。仕事が終わった後に地元に帰って飲みに行けるくらい、自由な時間が増えました。
テクドリ卒業生
金銭的にはすごく余裕が生まれましたね。学歴がない分、前職ではあまり給与が高くなかったんですが、ありがたいです。
テクドリ講師
もしエンジニアになっていなかったら、今どんな自分になっていると思いますか?
テクドリ卒業生
正直、想像できないですね。何をしているかもわからないです。振り返っても、他の仕事に就きたかったとかは一切思わないですね。
テクドリ卒業生
現在は営業職をしていて、エンジニアの就業先を見つけるという役割を担っています。会社からいただいたチャンスに挑戦したいと思っていたので、営業職で従事しています。
その中で、今は本部長をやらせていただいてます。
テクドリ卒業生
エンジニアとしての経験があるからこそ、営業がやりやすい部分も多いと感じます。技術的な知識を持っていることは、非常に役立っています。
テクドリ講師
営業とエンジニア、どちらの仕事が楽しい、やりがいがあると感じますか?
テクドリ卒業生
それぞれ違う楽しさがあります。営業の方は数字がすぐに見えるので、その分やりがいを感じやすいです。
テクドリ講師
エンジニアとして働く魅力について、改めて感じることはありますか?
テクドリ卒業生
エンジニアとして働いていると、世の中に出ているシステムが裏でどう動いているのか自慢げに話せるのは、魅力の一つだと感じています。
テクドリ講師
エンジニアに向いている人って、どんな人だと思いますか?
テクドリ卒業生
人と話すのが好きな人はすごく向いていると思います。私は以前、エンジニアは淡々と作業をする仕事だと思っていましたが、実際にはコミュニケーション能力が非常に大切です。技術よりも、話すことが重要な場面も多いですね。
テクドリ講師
コミュニケーションの重要性を感じた具体的なエピソードはありますか?
テクドリ卒業生
最初の現場では、技術的な作業よりも、お客様と会話して仕様を決める作業が多かったんです。その時、認識の齟齬をなくすためにコミュニケーションがすごく大切だと実感しました。
プログラミング未経験者の方へ
テクドリ講師
最後に、エンジニアになろうか悩んでいる人に向けて、一言お願いします。
テクドリ卒業生
将来に不安を感じている人には、まず一歩踏み出してみてほしいと思います。手に職をつけることは非常に有益ですし、将来的にも役立つと思います。ぜひ、挑戦してみてください。
インタビュー動画を見る
テクドリの公式SNSでは、インタビュー動画を配信しております。映像でもぜひご覧ください。